結局格安SIMと大手キャリア、どっちがいいのか?
高校生の頃から11年間auユーザーだった私。
先月ついに格安SIM(UQmobile)へ乗り換えをしました。
格安SIMが良いのか大手キャリアが良いのかは、何を重視するのかで変わってくると思います。
今回は私がauから格安SIM(UQmobile)へ乗り換えた理由と、格安SIMが向いてる人・向いていない人についてお伝えしたいと思います。
目次
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私が格安SIMへ乗り換えた理由
そもそも私がauユーザーだった理由としては、高校生の頃、もともと家族全員がauを利用していたこともあり、同じキャリア間だと通話料金などが安くなるという理由で何の迷いもなくauで契約しました。
しかし最近になって毎月掛かる固定費を見直したく、とにかく月々の料金を安くしたかったので、格安SIMへ乗り換えを考えたのです。
ただ、乗り換えにあたって懸念点が主に3つありました。
「1.auのメールアドレスが使用できなくなること」については、私の場合、高校生の時にアドレスを変更して以来今までずっと変えて来ず、しかもあらゆるアカウントでこのアドレスをメインに使用していたため、変更の手続きがかなり面倒くさいと思ったのです。
しかし、今まで面倒くさいことは後回しにしてきた私ですが、最近心を改め、いつまでも後回しにしてはいけないと考え、重い腰を上げることを決心したのです!
使用していたアカウントは実に40個近くありました。
もしかしたら変更しきれていないものもあるかもしれませんが、最近使用していないものだと思うのでとりあえず大丈夫かと。
これでアドレス問題は解決しました。
次に、「2.AppleCareも解約されてしまうこと」について、
Appleで直接契約された方はauを解約してもそのまま継続できるようなのですが、私の場合はauでAppleCareを契約していたため、au解約と共にこちらも解約されてしまうようでした。
iPhoneXSにしてから1年が経過してしまっていたのでAppleCare途中から加入し直すこともできず、しかしさすがに何の保証もないのは心配だったのでスマホ保険に加入することにしました。
私が加入したのは☟こちらの保険になります。
https://www.mysurance.co.jp/service/sumaho-hoken/
Mysuranceのスマホ保険であれば購入日が年数経っていても加入できるようですし、盗難紛失保証もついているので万が一失くしてしまった時も安心できますね。
これでスマホの万が一の保証問題も解決。
そして最後に、一番頭を抱えたのは「3.アップグレードプログラムEXに加入していたこと」です。
プランの概要としては、毎月プログラム料390円をお支払いし、かつ機種代金を48回払いにすると、24ヶ月間利用後に機種変更をした際に残りの機種代の支払いが免除されるというもの。
詳細はこちら☟(auのHPに飛びます)
https://www.au.com/mobile/upgrade-program-ex/
私はこの契約をした際にiPhoneXS 256GBを購入したのですが、機種代が約16万円ほどしたためあまりに高く、機種代免除という言葉と、このままauを使い続けるに違いないという浅はかな考えのもと、こちらのプランで契約したのでした。
そもそも256GBなんて実際使ってみるとまったく必要なく、64GBで充分でした。
(担当してくださった店員さんは親切な方で、64GBも充分使える方が多いと言ってくださったのですがね…)
このプランに入っていたため、機種代免除の適応を受けるためにauユーザーを続けるべきか悩みました。
乗り換えをした方がかえって損をしてしまうのではないかと…
しかしアップグレードプログラムEXには問題点があり、一つは機種変更をする際に古い機種(iPhoneXS)がauへ回収されてしまうことです。
つまり24ヶ月で機種変更した場合、iPhoneXSは半額分の機種代を払ってスマホをレンタルしていたということになります。
レンタル代として8万円も払って最後回収されてしまうのはなんだか悲しいですよね…。
そしてこのサービスの最大の問題点としては25ヶ月目に機種変更をしないと意味がないということ。
つまり、まだ使えるからと言って機種変更しないでいると、その分機種代をお支払いし続けることになるので損をしてしまうことになります。
機種代が高いからこのサービスに入ったのに、月々390円も払ってご丁寧に機種代も完納してしまったら意味がなくなってしまいますね。
そして、25ヶ月目に機種変更をしてしまっても結局次のスマホ代の請求が始まってしまうので、果たして意味があるのかどうか…
他にもいろいろとオプションが付いていたので、格安SIMの料金と比較して、どのくらいでもとが取れるのかなどいろいろ計算してみたのですが、auの場合、さらに割引制度やポイントなども入ってくるようで、途中で訳が分からなくなってしまいました笑
ただ、長い目で見れば、格安SIMにすれば月々の料金がかなり安くなることは確実だったので、差額分を貯金し、機種代として残額を早めに支払い終えればいずれ元は取れると思いました。
そしてなにより複雑な計算を要するプランと、何年縛りといった拘束から解放されたかったのです!
もちろんauユーザー継続でプランの変更も考えたのですが、データ使用量などを考慮すると結局月々の料金はあまり変わらないようでした。
なので私は、プランがシンプルで年数の縛りもなく、月々の料金が確実に安くなるUQmobileへの乗り換えを決めたのです。
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格安SIMが向いている人
■月々の料金をとにかく安くしたい人
それぞれの格安SIMキャリアのHPでは料金シミュレーションがあるかと思いますので、とにかくスマホ代を安くしたい方はまずはシミュレーションを試してみて、現在の料金と比較してみるといいと思います。
■プランをシンプルに、縛りもなくしたい!という人
キャリアにもよりますが、少なくともUQmobileの場合は2年縛りなどの年数縛りは一切ないです。
自分に合ったプランを取り扱っているのがどの格安SIMキャリアなのか、しっかり確認するようにしましょう。
■キャリアに特にこだわりがない人
なんでも大手の方が安心できるという人もいれば、別に会社にこだわりのない人もいるでしょう。特にこのキャリアがいい、といったこだわりがなければ自分のスマホの使い方に合ったキャリアを選ぶとよいでしょう。
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格安SIMが向いていない人
■通信速度が心配な人
やはり格安SIMと大手キャリアとではどうしても通信速度に違いが出てくると思います。
これはよく車の道路で例えられるのですが、車で3車線ある道路を走る場合と1車線しかない道路を走る場合では道の込み具合が違ってくると思います。
格安SIMキャリアでは大手キャリアが持っている複数ある回線のうちの一部を借りているため、1車線道路のように一部しかない格安SIMの回線は混雑してしまい、速度が落ちてしまうようなのです。
ただ通信速度については格安SIMキャリアの中でも違いがあるので、しっかり比較した上で検討しましょう。
■電話をよく掛ける人
LINEなどの無料電話ではなく、通常の電話をよく掛ける人は、格安SIMの場合かけ放題プランがあまりないので、電話代が高くなってしまうかもしれません。
■大手キャリアのメールアドレスをメインに使用していて、アドレス変更が面倒な人
現在はフリーアドレスを使用している人が多いかと思いますが、私のように大手キャリアのメールアドレスをメインに使用している方は、解約と同時に使えなくなってしまうので変更が必要です。
その変更手続きが面倒な方向いてないかもしれません。
さらに、フリーメールアドレスにすると、ガラケーなどでフリーアドレスやPCからのメールの受信を拒否している人にメールを送ろうとすると、受信拒否でメールが返ってきてしまう可能性があります。
私の場合母親がガラケーで受信拒否されてしまったので、受信できるよう設定を変更してもらう必要がありました。
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注意点
最後に、他社キャリアに乗り換えをするにあたっての注意点をお伝えいたします。
■注意点
- 乗り換えるとしたら月末に
乗り換え先の通信費については初月については日割り料金となるのですが、乗り換え前のキャリアの通信費等は日割りにならないので、月初めや半ばに変えてしまうと、乗り換え先の料金発生期間と被ってしまうので二重に料金が掛かります。月末に変更すれば二重に支払う料金も少なく抑えられるのでおすすめです。
ただし、店頭での手続きの場合、月末ギリギリになるとお店が込み合う可能性もあるので、少し余裕をもって手続きに向かいましょう。
- 手数料を考慮する
プランによるところもありますが、大手キャリアを解約する場合基本的に更新月以外は違約金が発生します。
また、今の電話番号のまま乗り換えをする場合はMNP転出手数料(auは税抜3,000円)、さらに格安SIMキャリアで契約する際に発生する事務手数料(UQmobileは税抜3,000円 ※割引キャンペーンを行っている可能性もあります)が掛かります。
また、SIMロック解除をする場合、auショップで手続きをしてもらうと手数料が税抜3,000円掛かるので注意しましょう。自分でSIMロック解除する場合は無料でできます。手続きも簡単なのでわざわざ手数料を払ってまでauショップで手続きをする必要はないかと思います。
SIMロック解除の仕方はこちら☟
https://www.au.com/support/service/mobile/procedure/simcard/unlock/
(お手続き方法のところに該当の記載があります。)
- MNP予約日に注意
MNP予約番号にも有効期限があります。また、乗り換え先の申し込み方法によっても期限が異なります。
UQmobileの場合、店頭での申し込みの場合はMNP予約当日を含めて15日間有効。
しかしオンラインでの申し込みの場合はMNP予約番号取得日から2日以内に手続きをする必要があるので注意しましょう。
- MNP予約の電話をすると必ず引き留められる
大手キャリアも、他社キャリアに顧客が流れることは避けたいところ。手数料の話や他のプランへの検討、解約することによるデメリット、料金の割引の話などauユーザーで居続けることのメリット、乗り換えすることのデメリットを思いつく限りの話をされます。もちろんどれも知っておくべきことではあるのですが、引き留めたいという気持ちがひしひしと伝わってきました。
私が電話した際も月々の料金を半年間1,000円割引してくれるという話が出たのですが、正直もう比較計算をするのに疲れてしまったのでお断りしました。
人によっては割引の適用がなかったり、割引の内容が異なったりするようなので、話を聞き流さず、しっかり聞いてから判断してみても良いかもしれません。
以上が私自身格安SIMへ乗り換えてみて感じたことになります。
格安SIMと大手キャリア、どちらが良いかはそれぞれ何を重視するかによって変わってきます。
友達が乗り換えて安くなったから自分も…と安易に乗り換えてしまうと、かえって料金が高くなったり手続きが思ったより面倒だったりする場合があるので、メリットデメリットをしっかり自分で把握した上で検討するのが良いと思います。
onody